【世界一受けたい授業で紹介】４種類の猫背｜悪い姿勢の種類別改善法

テレビ番組の「世界一受けたい授業」2011年７月2日放送の内容は
痛みを引き起こす悪い姿勢の原因は、体の歪みにあったということで
姿勢を４タイプに分けて説明していました。

その姿勢の名称にすべてに
「猫背」という単語が付けられていました。

その４タイプとは、
１．くび猫背
２．せなか猫背
３．こし猫背
４．おなか猫背

で、どこが丸くなっているかで
名称が付けられていました。

この４タイプですが、

「くび猫背」は、まだ始まったばかりに猫背です。
これが少し症状が進むと、「せなか猫背」になります。
さらに症状が進むと「こし猫背」になります。

「せなか猫背」くらいまで姿勢が悪くなると、
腰痛や肩こり、背中痛、ストレートネック、
不眠などなど様々な痛みや悩みが発症しているでしょう。
「こし猫背」は、良くお年寄りに見られる姿勢ですが、
ここまで姿勢が悪いと歩くのも長い時間は疲れて
しまうはずです。

ですから「くび猫背」のうちに対策を始めたなら、
痛みを感じないうちに改善することができます。

「おなか猫背」とは、腰が反り腰になった人が
背骨のS字曲線が強くなった結果の歪みです。

「おなか猫背」の姿勢は結果としての姿ですから
反り腰から始まっても、猫背から始まっても
「おなか猫背」になる可能性はあります。

よく起こってしまう例は、もともと「くび猫背」の姿勢だった人が
妊娠出産後「おなか猫背」になってしまう人です。

さらに悪い例は、「せなか猫背」の人が妊娠出産後に、反り腰が
そのまま定着してしまって、「おなか猫背」
よりも深いS字曲線になってしまう場合もあります。

それでは、４タイプの姿勢を改善する方法を
世界一受けたい授業で紹介されていた内容にプラスして説明していきます。

１．くび猫背

　これは、首の姿勢だけが問題です。
　少々背中にも影響が出ていますが、首の傾きが、少し垂直方向へ戻れば
　背中への影響も無くなります。
　しかし、首や肩に凝りがあると筋肉が硬直しているので
　意識だけでは、改善できない時もあります。

　番組では、「背中で手をつないで、肩を限界まで後ろに引き、
　そのままの状態で頭を後ろに倒し、３つ数える」
　というストレッチが紹介されていました。
　
　このストレッチは、首にコリがある場合、首を傷める可能性があるので、
　まず、両手はだらんと下に垂らした状態で、両肩を後ろに引いて
　肩甲骨を引き寄せて５つ数えて、力を抜きます。
　
　これを３セットしたら、番組で紹介されていた、背中で手をつないで、
　肩を限界まで後ろに引くところまでを、３セット。

　この時、胸のあたりは反って良いのですが、腰は反らないように
　気をつけてください。

　その次は、腕回し、首周しで筋肉を解してから、首の後ろの骨の両側に
　親指以外の４本指を置いて、軽く押しながら、首を後ろに倒して行きます。

　この動作は、ゆっくり過ぎるくらいでやる方が効果があります。
　４本指を置く場所は、一箇所に限らず、首の後ならどこでも、
　気持ち良いと感じるところ、凝っているなと思う所に置いて
　やってみてください。

２．せなか猫背

　これは、肩のすぐ下の背中が丸まっている姿勢です。
　番組では「丸まっている背中の下に丸めたタオルを敷いて
　仰向けにねて、両手はバンザイのように伸ばして１０分間
　ジーっとしている」というものです。

　これにプラスして「くび猫背」の改善法を行うと
　さらに効果があります。

３．こし猫背

　これは、腰の上からの上半身が全体的に丸まっている姿勢です。
　ですから、背中全体の丸みを取るようにする方法です。

　番組で紹介されていた方法は、マッケンジー法と同じです。
　ただ、番組ではいきなり上半身を反らせていますが、
　腰痛のある人や筋肉が固まっている人には難しいので
　マッケンジー法のように段階をふんでいくのが良いでしょう。

　また「くび猫背」「せなか猫背」の改善法も少しつづ
　取り入れていくようにしてください。

４．おなか猫背

　これは、反り腰と猫背の組み合わさった姿勢です。
　番組では手を腰の後ろに置いて、お腹を前に出す要領で
　腰を前に押す体操を紹介していました。

　私からのお薦めは、「くび猫背」と「こし猫背」の体操を
　組み合わせです。

最後に、猫背は、４つのタイプ以外にも複合があります。
猫背は程度が酷くなるほど、想像以上の体調不良を招きます。
「猫背」のデメリットに猫背が原因で起こると思われる
病気や症状を纏めましたので、参考にしてください。

たかが姿勢ですが、あなたの健康にとても重要な要素であることを
確認して頂けると嬉しいです。