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長時間座ると足が痺れる|血行不良を解消する正しい椅子の座り方

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坐骨を上手に使ってますか?

「坐骨」とはよく言ったもので、座る時はこの骨を使わないと
他の筋肉を圧迫したり、坐骨神経を圧迫したりします。

上の図で、坐骨と坐骨神経の位置を示しています。
坐骨神経は、坐骨と大腿骨の間を通っていて、
圧迫されないような構造になっていますが、
座り方によっては、間接的に圧迫してしまいます。

長時間座ると足が痺れるのには、大きく分けて2種類の痺れがあります。

●背もたれに寄りかかって座ると・・・

私たちは長時間、正座をすると足が痺れます。
これはあなた自身の体重が、ふくらはぎに負担を掛ける形になっていて、
圧迫して血の流れが悪くなっているためです。

これと同じように、背もたれに寄りかかる座り方は
坐骨の上の筋肉を圧迫し、この部分の筋肉を固くしてしまいます。

この固くなった筋肉が「坐骨神経」圧迫して
痺れを起こす原因となります。

■猫背で座ると・・・

坐骨を使って座ったとしても、猫背で座ると
坐骨の下の筋肉を圧迫することになります。

また上半身の重さが太腿に掛かるために
椅子に当たっている太腿の裏側を圧迫することになります。

そのために太もも裏の筋肉に全体的に血行不良を起こします。

■坐骨を使った正しい座り方

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長時間、椅子に座った時に足が痺れてしまうのも、
正座同様、座り方を少し工夫するだけで、痺れる度合いや、
痺れるまでの時間を長くすることができます。

また腰痛のある人は座り方によって、腰痛の痛みが悪化するので、
今日は、腰痛持ちの方にも参考になる椅子の座り方をご紹介します。

1.腰と太ももの角度は90度に
椅子に腰掛ける時は、股関節の部分がほぼ90度になるように座ります。

2.椅子の高さの合わせ方
椅子の高さは合わせましょう。足の裏がピッタリと床につく高さが理想です。
足の裏が届かない場合は、脚の重さが太腿裏や坐骨に負担を掛けて
血行を悪くし痺れやすくなるので、台や箱などを使って、
足がピッタリと床につくようにしてください。
また、この時の姿勢を横から見た時、太ももと椅子が平行になるようにしましょう。

3.足の裏が床につかない時の注意点
足の裏がピッタリと床についていない状態で、
膝が開いてしまうのは、腰や足に良くないことです。

腰痛持ちの人は、椅子に腰掛けた時に自然に足が開いてしまう人が多いですが、
足がピッタリと床についていない状態で足を開いたまま座るのは、
股関節のねじれを保つことになってしまうので、
血行が悪くなり、痺れやすくなります。

また、この体勢は、がに股になりやすくなる、腰痛の症状が悪化する
姿勢とも言えますので、気を付けてください。

4.ノートパソコンや字を書く時の注意点
近頃はデスクトップよりノートパソコンを使用している人が多いようです。
また受験勉強などで字を書く作業が多い人にも注意して欲しい点があります。

それは、頭の位置を下げ過ぎないこと、別の表現をすると
顔を肩より前に出し過ぎないということです。

折角、腰と太ももを90度にして座っても、上半身が前にのりだしてしまうと
背中、腰、お尻、太ももに想像以上の負荷が掛かってしまうのです。

以上のようにな点に注意して座れば、腰痛がある方も椅子に座る時に、
足腰に負担をなるべく掛けずに、長時間痺れないまま座ることができます。

■座ると膝が開いてしまう方へ

座ると膝を閉じているのが難しいひとは、股関節に歪みがあると言えます。
その結果が、腰痛に出たり坐骨神経痛に出たりします。

その股関節を矯正する方法を以下の記事で紹介しています。
座ると膝が開く症状を治す|股関節の外旋を矯正すれば腰痛も改善する

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