腰痛持ちにいびきをかく人が多い理由|口を閉じて寝る為の姿勢とは
普段、隣にいる人の呼吸の音が気になる時はあまりありません。
しかし、隣に寝ている人のいびきの音が気になると言うのは、
割と経験のある人も多いのではないでしょうか?
何故、通常はほとんど無音とも言える呼吸の音が、
眠ることによって、あんなにも大きないびきとなって聞こえるのでしょうか?
いびきのメカニズムは、楽器の出す音と同じです。
一般的に、口や鼻から吸った息はまっすぐ肺に到着しますが、
その通り道となる気道が狭くなれば、乱気流が起こり、音が出ます。
小学生の時、音楽の授業に使ったリコーダーがこのしくみです。
また、上顎の奥や、のどちんこの部分を震わせていびきとなる場合もあります。
これは、金管楽器と同じしくみです。唇を震わせて息を吹くことで、
更に鼻や喉で共鳴を起こし、大きないびきになっています。
この空気の通り道、気道の狭くなる原因が改善できれば、
自然といびきを改善することもできます。
■気道が狭くなる原因 いきびをかく人の特徴
・普段から口呼吸をしている
・首が長い、太い
・扁桃腺や、アデノイドが大きい
・のどちんこが長い
・鼻づまり
・口呼吸
・口輪筋が弱い
更に、腰痛の患者さんにいびきをかく人が多いと言われます。
もし、いびきを治したい方、家族のいびきが気になる方、
腰痛の症状があるのであれば、まずは、健康のためも考え、
腰痛から改善して行くのは、いかがでしょうか?
■腰痛持ちにいびきをかく人が多い理由
一見、関係のないように見える腰痛といびき。
腰と口の位置を考えても、関係性があると思えませんが、
実は、腰痛持ちの人はいびきをかく人の割合が極めて高いと言えます。
これは、腰痛患者の姿勢を見ると良く分かります。
腰痛のある患者さんは、骨格の歪みにより、自然に、
顎が少し前に出るような前傾姿勢を取ってしまっています。
その状態のまま、布団に仰向けで寝ると、口がポッカリと開いた状態になります。
この状態は、口呼吸となり、上記のいびきをかく人の特徴にも当てはまりますね。
骨格の歪みが改善出来れば、寝る時の姿勢も良くなり、
口は閉じた状態になりますから、鼻呼吸が自然に行われ、
いびきをかかなくなります。
いびきの改善に関連するのは、猫背、首の猫背、肩の内旋です。
この部分を重点的に解していけば、徐々に首は正常な位置まで後ろに引く形となり、
腰痛の改善と、いびきの改善の両面から体のケアができます。
自宅でも充分にストレッチを行うことができますので、
是非、いびき、腰痛を治したい方はチャレンジしてみてください。
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