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腰が痛くて靴下が履けない|骨盤が歪んで反り腰になっているから

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腰が痛くても前屈が出来れば靴下は履けるはずですよね?
しかし腰痛持ちの方は、前屈をするのが辛い。
だから靴下を履けないんです。
では、どうして腰が痛い人は前屈が出来ないのでしょうか?

それは、骨盤が正常な傾きよりも更に前傾している状態
つまり、反り腰になっているからです。
反り腰になると股関節を緊張させるので、前屈が難しくなります。

あなたは、自分の骨盤が正常より前傾していると自覚していましたか?

骨盤が前傾することにより腰痛が起こる角度というのは
たった5度でも原因となります。

たった骨盤が5度、前に傾いただけです。
だから、あなたは自分の骨盤が正常でないとは気づかなかったかも知れません。

たったの5度と思うかもしれませんが、実は大きく身体に影響を与えてしまうのです。

5度というと僅かな傾きなので、信じられないと思います。
そこで5度という傾きがどれくらい大きい傾きなのかを見ることができる
世界的に有名な建物があります。
「ピサの斜塔」をご存知ですか?

今は修復工事が終わって傾きが4度らしいですが、
それでもすごく傾いているように見えませんか?
たった4度の傾きで、これだけ傾いているように見えるんですね。

理由は高さがあるからなんですよ。

もし、ピサの斜塔が高さ3メートルしかなかったら、
そんなに傾いては見えません。
ちょっと傾いているかな?としか思われないでしょう。

人間にも同じ事が言えるんですね。
骨盤が5度傾くことは、ほんの小さなことに見れるのですが、
骨盤から離れる部位ほど、前傾する距離が多くなります。

分かりやすく説明したいので、仮定として背骨が1本の骨で出来ているとします。
たとえば座高が90センチだとして、骨盤の5度の傾くと背骨がそのまま前傾して
頭の位置が8センチほど前に倒れることになります。

現実は、背骨は24個の骨で構成されているので、
その傾きを24個の骨が吸収してしまいます。
結果として背骨を横から見るとS字曲線のカーブが正常なカーブより深くなります。

多くの患者さんをみていると骨盤の傾きは10度、15度の人も珍しくありません。
そういう人達は、腰痛以外にも身体のあちこちに痛みがあります。

それでは反り腰になった時の体への影響ですが、

1.骨盤と大腿骨を繋ぐ筋肉、股関節の筋肉や中殿筋など
2.骨盤の坐骨部分からハムストリングの筋肉
3.股関節と背骨を繋ぐ筋肉、つまり腸腰筋
4.骨盤前部から膝を繋ぐ筋肉

これらの筋肉がすべて緊張します。
この状態が長期間に渡ると、筋肉はどんどん硬直してしまい伸縮性を失い
前屈したくても筋肉が固まって伸びることが出来ないのです。

以上の説明でご理解いただけたと思いますが、反り腰を改善していけば、
腰痛も改善して前屈できるようになり靴下も楽に履けるようになります。

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朝、起き上がる前に腰を丸める体操をすることで、反り腰の緊張を解くことができます。
詳しい内容は、朝腰が固まって起きれない|簡単に動ける体になる腰痛改善ストレッチの記事を参考に試してください。

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