正しい姿勢を維持するコツ｜骨盤を立てるだけで腰痛は改善する？

意識的に正しい姿勢になるように心がけている人も多いと思いますが、
正しい姿勢というのは、意外と苦しいもので、維持するのが難しいです。

意識しているつもりでも、気付くと元の楽で悪い姿勢に戻ってしまっている
こういったことは良く起こることです。

この原因は、筋肉に伸縮性がなくなってしまっているからです。
長い間、悪い姿勢、楽な姿勢を続けているうちに、
筋肉がアンバランス状態になっていき、ある筋肉は収縮したまま硬直し
ある筋肉は、伸びた形のまま硬直してしまいます。

ですから正しい姿勢を意識している時だけ、力を入れている時しか
正しい姿勢を維持できない人は、この硬直した筋肉が
骨の位置を決めてしまっている状態にあるので、
まずその点から改善していく必要があります。

正しい姿勢のとりかたを明確に理解していないなら
記事下の関連記事の中から
「骨盤を起こすために必要な筋肉とは｜正しい姿勢と立ち方は重心がポイント」を参考にしてください。

■骨盤を立てるのは正しい姿勢への第一歩

私たち人間のしくみから言えば、
正しい姿勢は最も楽で疲れにくい姿勢です。
姿勢の良い人は、疲れるということを感じていないのです。

正しい姿勢にしたくても疲れてできないという人は、
すでに体内のどこかに硬直した筋肉があり、
それが姿勢を固める原因となっています。

またこれが、体に掛かっている重力を分散できない骨格となり、
腰痛などを引き起こしやすくしています。

骨盤を立てるようにすると、腰回りの緊張がゆるむので
腰痛のある人は、楽に感じると思います。

この姿勢を維持することができれば腰痛予防にもなりますが、
まだ骨盤回りの筋肉が硬いうちは、骨盤を立てる姿勢を維持するのは
辛いはずです。

また、腰痛持ちの共通点にガニ股、猫背、反り腰があります。
足を大きく開くガニ股や、腰を反らせるように姿勢を正している方、
姿勢が悪く猫背になってしまっている方は、その事が原因により、
腰痛を引き起こし、さらに悪化させることになるので充分に注意が必要です。

ですからガニ股、猫背、反り腰の改善をしていくことは、
正しい姿勢を維持することが出来るようになることにも繋がります。

まずは生活の中で骨盤を立てるように意識すると、
猫背の背中も起き上がってくるようになり
徐々に姿勢は良くなり、腰痛の症状も改善されていきます。

そこで骨盤を立てやすくするために、行いたいのが、
体の中心部分となる腰、骨盤まわりの、
筋肉をできるだけ柔らかくすることです。

最初に説明させていただいた通り、硬直した筋肉の状態では、
骨の位置を決めてしまうため、ガニ股、猫背、反り腰も改善されず、
どんどん腰痛の症状がひどくなるばかりです。

まずは、腰、骨盤まわりの筋肉を解すようにして、硬くなった筋肉に、
伸縮性を取り戻すようなストレッチを行なってください。

徐々に骨盤の位置は正しくなり、
正しい姿勢を維持することができるようになります。

また、このことは腰痛改善、完治に大きく役立つこととなりますので、
毎日の習慣として取り入れて行きましょう。