骨盤が前傾か後傾かをチェック|上半身の猫背だけでは判断できない 

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骨盤が前傾か後傾かをチェック|上半身の猫背だけでは判断できない

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■猫背だけで骨盤の傾きを判断できない理由

 姿勢に関する他のサイトをみることがありますが、
 ただ立ち姿をみて、骨盤の後傾だと判断しているサイトがありました。

 その写真は、上半身が腰の位置より後ろにあって、
 背中は猫背でした。

 その写真から、骨盤が後傾で背中が猫背になっていると想像するのは、
 自然な発想かもしれませんが、実際に体を触ってみるまでは
 わからないのが現実です。

 それに、その写真の人は、お尻にしっかりふくらみがありました。
 ということは、骨盤の後傾ではありません。

 骨盤の後傾の人を実際に施術してみると分かりますが
 お尻に肉が全くありません、ほんとうに腿の厚みのまま
 お尻まで続いています。

 ですから、猫背で上半身が後ろに寄りかかってる姿勢というだけで
 骨盤の前傾、後傾は判断できないことを知っておいていください。

 では、次に骨盤の前傾・後傾をチェックする方法を紹介します。 

■骨盤の傾きをチェックする方法

・仰向けに寝て行う方法

 仰向けに寝て、骨盤の高さと恥骨の高さを比べます。
 定規などを置ける人は、それで判断すると分かりやすいです。

 骨盤の高さと恥骨の高さは、同じが理想です。
 女性の場合は、ほんの少し(5mm)恥骨が下がっても問題ない範囲です。

 この時、恥骨が下がっていると骨盤の前倒し、骨盤の前傾と呼び
 恥骨が上がっていると骨盤の後ろ倒し、骨盤の後傾と判断します。

 これは太っている人やお腹に肉がついていると高さを測定するのが
 難しい場合があります。その時は、次の壁に立って行う方法でチェックしてください。

・壁に立って行う方法

 壁を背にして、30センチほど離れて、普段の姿勢のままで立ちます。

 姿勢は変えずに後ろに下がりながら、最初に体のどこの部分がつくかチェックします。

 お尻が最初に付いたら

    腰が反っている証拠です。これは、骨盤の前傾、骨盤の前倒しです。

 それ以外は、以下を続けて行います。

 壁に背中とお尻と踵を付けて立ちます。この時、肩甲骨や頭を付けるのが
 不自然に感じるのなら、無理につけようとする必要はありません。

 そして、腰の上の壁との間の間隔をチェックします。
 壁に手を付けて、隙間に滑り込ませます。
 この時、

 A.手の厚みと隙間が同じくらい ->正常です。

 B.手の厚みの2倍以上、隙間がある ->骨盤の前傾です。

 C.手が入らない ->骨盤の後傾です。

■骨盤の前傾を持つ人の特徴

 骨盤の前傾度合いが小さい場合は、そんなに大きな特徴はありません。
 前傾度が5度以上になってくると、次第にいろいろな特徴が現れます。

  出尻
  腰が反っている
  猫背

 さらに前傾度が10度以上になると上記に加えて

  お腹が全体的に前に張り出す
  前腿が全体的に張り前に突き出ている
  
 となる傾向が強いです。

■骨盤の後傾を持つ人の特徴

 これは、最初にも書きましたが、お尻の肉が全くといってありません。
 そして上半身は後ろに寄りかかったように腰より後ろにあり、
 猫背で、顎が前にでています。

 骨盤の後傾の度合いが酷くなるほど、上半身の猫背も酷くなります。

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