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西洋人には肩こりが無い?胸が大きいアメリカ人の苦労

■アメリカ人にも肩こりが多い

私が日本にいたときも、整体の先生は、
外国には肩こりが無いみたい、、、というような話をしたのを
覚えています。

現実、アメリカで整体の仕事をしてみると
意外にも、腰痛で苦しんでいる人、
肩が痛くて腕が上がらない、首が痛い、などなど
すべて日本人と同じような症状で苦しんでいるのを知りました。

西洋人の女性は、日本人より肩こりの人が多いかもしれません。
それは、胸が大きいから、という理由で思っています。

今まで私の整体院に来る女性のクライアントさんで、
肩が痛い人の9割は胸が大きい人達でした。

物理的に考えても、体の前面の胸のあたりに重いものをぶら下げたら、
どうしても猫背になるし、肩に重さが掛かります。

やはり、そういう重さのせいだと思うのですが、
肩こりのある女性は、みなさん前肩で巻き肩でした。

当然、鎖骨もV字になっていますし、
首や頭の付け根も痛む人が多くいました。

日本人と違うのは、見るからに猫背という姿勢では
なかったということです。

以上のように、どうして日本では、西洋人には肩こりがいない、
という話が出回っているのか、どこから、そういう話が
出てきているのでしょう?

■母さん、お肩を叩きましょう?

日本の歌に、お母さんの肩こりを癒してあげる童謡がありますよね。

「母さん お肩をたたきましょう
タントン タントン タントントン」

こういう歌を聞いても、何も違和感がないというのが
日本の文化にもなっていると思うのですが、
子供が親の肩をトントン叩いてあげる、ということ。

仲の良い友達同士なら、肩凝ってる?という会話で
肩を叩きあうとか、することも違和感がないと思います。

しかし、アメリカでは、そういう文化はありません。
もちろん、歌もありません。

ですから、肩が凝っている動作をして辛そうでも
他人の肩を叩いたり、揉んだりしてあげてはいけないのです。

ハグというスキンシップが一般的なアメリカなのに
すごく意外ですが、肩を揉んであげようと、
肩を触ると露骨に、ものすごく嫌な顔をされるので注意してください。

私の1つの予想ですが、肩たたきの文化がないことが
アメリカ人に肩こりがいない、という話に
擦れ変わったのではないかと思います。

■胸を小さくする手術

日本人には縁がないと思いますが、
アメリカ人の中には、胸が大きすぎて、それが悩みというので
手術して小さくする人がいます。

Aカップで悩んでいる人には、うらやましすぎる話ですよね。

それでも、胸が大きい人は、大きい人なりに
いろいろな苦労をしているようです。

合う洋服が無いとか、ビキニの水着を着たくても
胸の重さに耐える水着のデザインが無いとか
やはり一番の苦労は、胸が大きいために肩こりが酷いということのようです。

私のクライアントさんで、生粋のアメリカ人なのに
スタイルが良くて全体的にバランスの取れた人がいます。

しかし彼女は昔、胸が大きすぎて自分の顔と胸の雰囲気が
一致しないということで、胸を小さくする手術をしたそうです。

そんなことを知らなかった時に、どうしても肩や首が痛いというので
施術してあげたのですが、その時、腕が上がりずらかったのです。

そして胸の横が引きつるような感覚があったのですが
その理由があとから分かりました。

胸が小さくなって肩を引っ張る重さが軽くなったのですが
手術の後遺症として筋肉が元の弾力を持てなくなったために
肩を前に倒していたのです。

彼女には、その原因については話しませんでしたが、
なるべく胸の横の筋肉をマッサージして、柔らかくするように
伝えました。

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