赤ちゃんの抱っこで手首が痛くなった|猫背の人が腱鞘炎になりやすい理由 

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赤ちゃんの抱っこで手首が痛くなった|猫背の人が腱鞘炎になりやすい理由

腱鞘炎とは、名前の通り「腱鞘」という部分が炎症を起こした状態です。
なぜ腱鞘が炎症を起こすのかというと手首の場合で説明すると

手首に筒の形をした腱鞘があり、その中を腕の筋肉から繋がっている
腱が通っています。
手首を使いすぎることで、腱と腱鞘が摩擦を起こして、次第に腱鞘が肥厚し
硬くなっていきます。そうなると、腱鞘内で腱の滑りが悪くなり、痛みがでます。

これが腱鞘炎です。
腱と呼ばれる部分は、筋肉に比べると血管が少ないので、一度傷めてしまうと
回復にどうしても時間がかかってしまいます。

しかし、一時的なものであれば、無理をしないようにしていれば、
時間の経過とともに、少しずつ良くなっていきます。

一般的に腱鞘炎というと、筋肉の弱い人がなりやすいと言われていて
その証拠に、腱鞘炎で病院に通う患者さんの殆どが女性です。
そして女性の中でも育児中の発症例が極めて多いそうです。

病院では、腱鞘炎に対する効果的な治療法は確立されていないようです。
はじめは「痛い時は出来るだけ手首を使わないように安静にしてください」
と言われる事が多く、その他には、消炎鎮痛剤の内服や湿布が殆どです。

これで症状の改善がみられない場合は、注射や腱鞘を広げる手術というのが
一般的な流れのようです。

私の友人Kさんは、料理のフライパンで8人分のチャーハンを作ったことが
キッカケで手首を傷めてしまいました。

もう一人の友人Tさんは、赤ちゃんが標準よりとても大きかった為に
抱っこや授乳などで手首に負担がかかりすぎて、腱鞘腱になりました。

このTさんにアドバイスした方法があるので、紹介します。

1.赤ちゃんを抱っこしたりする時に、肘下の筋肉ではなく、上腕や肩甲骨や肩の筋肉を
使うように意識する
  ※上腕:肘から上の筋肉

2.手首を反らす動作を極力避ける
  (料理、家事、育児などのすべてのシーンで)

3.肘から手首までの筋肉をマッサージや指圧をして疲労を取る

4.胸を開くストレッチ、肩関節を開くストレッチ

以上のアドバイスだけでTさんの腱鞘炎は、劇的に回復していきました。

実はTさんは猫背だったのです。
猫背の人は、肩や肩甲骨の筋肉を上手に使えない骨格になっています。

そのために、肘下の筋肉を使い過ぎてしまい手首に負担がかかり
腱鞘炎になってしまうのです。

ですから、猫背を改善するストレッチを行いながら
上腕や肩甲骨の筋肉を使う意識を持って赤ちゃんを抱っこすれば
肘下の筋肉を使う割合がかなり減ります。

そして、肘下の筋肉をマッサージすることで、腱鞘や腱に流れる血行が
良くなり、腱鞘炎の回復も早まるというワケです。

また上記の4点以外にも、手首を使わない動作をアドバイスした内容があるので
紹介します。

・授乳時
 膝の上にクッションやブランケットを置いて、赤ちゃんの位置を高くして
 お母さんが猫背にならないような体勢をとる。
 そして、赤ちゃんの頭を手や手首で支えるのではなく、
 肘に近いところで赤ちゃんの頭を置いて支えるようにする。

・抱っこ
 赤ちゃんの頭を肘や上腕に置くような体勢で抱っこする。

育児中の方は、ぜひ参考にして腱鞘炎にならないよう注意してください。

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