痛み・凝りの部位 » 腰痛 » 腰のリハビリの牽引で効果がでない|ストレッチで筋肉が硬くなる人の特徴
<スポンサードリンク>

腰のリハビリの牽引で効果がでない|ストレッチで筋肉が硬くなる人の特徴

整形外科でリハビリとして牽引療法がありますが、
この牽引の目的は、腰椎を引っ張ることで脊柱同士の隙間を広げ
潰れて飛び出した椎間板を引っ込めようというものです。

椎間板が引っ込めば、当然いままで神経を圧迫していたのですから
痛みを減らすことができるということです。

また牽引中に血流が改善したり、神経への刺激が減り、
少しずつ、痛んだ神経の修復が行なわれることも期待されているようです。

ところで、この牽引という療法は、いつから始まっているかご存知ですか?

驚かないでくださいね。
その牽引療法の歴史は紀元前より始まっています。
「医学の父」と呼ばれる古代ギリシアの医者ヒポクラテスが生み出した技だそうです。

ウィキペディアによると、背骨の歪みや、骨折で重なった骨を修復するために
牽引療法を用いていたようです。

ということは、軽く2000年以上も続いている療法になります。
この事実をどう思われますか?
医学の発達している時代、21世紀にもなって、未だに牽引療法が
行われているということに疑問を持ちませんか?

もしかして、2000年以上も続いている、素晴らしい療法だと
思われるでしょうか?

整形外科で牽引のリハビリに数ヶ月通って効果のでない人や、
痛みが悪化する人もいるのですが、
2000年間、改善されて来なかったということでしょうか?

現実、牽引療法で良くなる人もいます。
では、その違いは、何でしょうか?

スバリ、筋肉の状態の差です。
状態とは、筋肉が伸ばされた状態であるのか、または
収縮した状態であるのか、ということです。

もし、筋肉が収縮した状態であれば、それは牽引すれば効果があるでしょう。
しかし、筋肉が伸ばされた状態であったら、さらに牽引で
引き延ばそうとすると筋肉は反発して抵抗します。

さらに最悪の場合、筋繊維の切断を起こし、牽引後に激痛が走るという
ことが起こります。

これはストレッチにも同じことが言えます。
収縮した筋肉であれば、ストレッチしながら気持ち良いと感じ、
筋肉も柔らかくなるでしょう。

しかし、伸ばされた状態の筋肉にストレッチをしても、
それ以上、伸びることはないですし、返って筋肉が抵抗して硬くなってしまいます。
そして無理すると筋繊維の切断を起こします。

筋肉が伸びた状態の分かりやすい例をあげましょう。

肩こりで肩が痛いとき、肩を揉んでもらうと、
その時は気持ち良いと感じますよね。

しかし、その肩こりは、解消しますか?

肩こりのある部分の筋肉は、筋肉が伸ばされた状態です。

ですから、肩もみで一時的に血行が良くなって、
揉まれている間は、気持ち良いと感じるかもしれませんが
伸ばされた筋肉は、それ以上伸びないように、また硬直し始めるので
肩もみをしても肩こりは永久に解消されません。

このように筋肉の状態によって、ストレッチの効果が出るのか
牽引の効果が出るのか、違ってきます。

筋肉の状態を知るには、体の歪みの度合いで見るのが一番早いと思います。

体の歪みの多い人ほど、ストレッチでは筋肉を柔らかくすることは難しいです。
なぜなら、収縮した筋肉と伸ばされた筋肉が多くあるということなので、
ストレッチで、収縮した筋肉だけを伸ばすことはできないからです。

ですから、ストレッチよりまず、体の歪みを取り除くような対策をすることで、
自然と体はそれに順応して筋肉の柔軟性が出てきたりします。

牽引も同じで、職業的に重い物を良く運んだりして筋肉が収縮した状態ならば
牽引で効果があるでしょう。
しかし、姿勢が悪く、体の歪みが原因で腰痛が起きた場合は、
ほとんどの場合は、腰椎に付随している大腰筋は、大腿骨より引っ張られている状態なので
牽引しても効果がありません。

つまり腰痛改善は、体の歪みがある人は、その歪みを取り除ていくことが
最善の方法になります。

<スポンサードリンク>

★こちらの関連記事もオススメです♪


腰痛関連の人気記事
肩こり関連の人気記事