首痛や頭痛に効くツボ|テニスボールで首の湾曲を取り戻す方法
■首の湾曲が無いとは?
『ストレートネック』という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
首は正常ならば緩やかなカーブがあります。
そのカーブがなく真っ直ぐな首であるという症状に名前が付けられたものです。
このカーブがあるからこそ、頭の重さを分散することが出来て
肩に負担が掛からない構造になっているわけです。
このカーブがないと様々な症状に悩まされることになります。
その中でも代表できなものが、首こり、肩こり、頭痛、吐き気です。
首の骨は、7つの骨が重なり合っている構造なので
自由自在にまでとは言いませんが、
湾曲から真っ直ぐになってしまうことは簡単に起こることです。
■首と頭蓋骨の境目は疲れがたまる
首の後ろ側は、背中や肩から続く筋肉が何層にも
重なっています。
頭の重さを首の骨だけでは支えられないために
多くの筋肉が補助している訳です。
ですから肩こり、首こりが無い人でも、首と頭蓋骨の境目を
押すと気持ちがいいはずです。
首の後ろ側で頭蓋骨の境目にツボが2か所あります。
このツボを押すだけで、首の凝りが軽くなります。。
場所は、右の写真を参考にしてください。
●天柱(てんちゅう)
●風池(ふうち)
どこかハッキリ
分からなくても、
押してみて
気持ち良い、
少し痛いというところで
あれば凝りをとる場所だと
思って問題ありません。
■首の湾曲を自宅で取り戻す方法
首という部分は、脳に続く神経や動脈、静脈などの命に係わる器官が
多く通っているので、慎重に行う必要があります。
よくカイロプラティックで首をボキボキッと骨を鳴らす施術がありますが、
その為に首を痛めて病院へしばらく通うことになった人も多くいるのです。
ですから自宅でゆっくりと自分の体と対話しながら
ストレートネックを改善していくのが安全だと言えます。
20センチもない首ですが、背中側には沢山の筋肉が重なり合っています。
その筋肉を解しながら、首の湾曲を取り戻していきます。
今回は、テニスボールで首の後ろにあるツボも指圧して
日頃の疲れを取りながら行う方法を紹介します。
■テニスボールの使い方
準備するものは、テニスボール2つ。
それをガムテープで繋げるか、またはストッキングに入れてください。
次に壁に寄りかかるか、床に寝ます。
そして首の下に準備したテニスボール2個を入れて
首の後ろを指圧します。
最初は気持ちいいと思うくらい、弱く押してください。
ツボを押した後は、首を回したり、前後左右に動かして
首の回りの筋肉と調和を取るようにしてください。
それで、首の凝りが取れていくのを確認しながら
今度は、少しずつ強めに押してみながら、首の凝りの様子を見ていきます。
最初は、一か所1分ずつ、
頭蓋骨下から肩の高さまで行ってください。
ただし、最初から強く負荷を掛けると、揉み返しが出るので
最初は、物足りないくらいの圧力で押してください。
それでも、筋肉は少しずつ解れていきます。
毎日、少しずつ行っていくうちに、だんだん首に湾曲が
戻ってくるはずです。
再度言いますが、1日で首の湾曲を取り戻そうと思って
無理をしないでください。
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