長座すると背中が曲がる|前屈で手が床につかない人との共通点 

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長座すると背中が曲がる|前屈で手が床につかない人との共通点

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■長座すると背中が曲がる理由

長座して上体がまっすぐに出来るか出来ないかの差は
骨盤を立てることができるかどうかです。

骨盤を立てることが出来ると、背中のS字曲線が出来るので
背中も丸くならず、疲れないで座ることができます。

ところが骨盤が後ろに傾いてしまうと、
そのままでは上体は後ろに倒れてしまうので
背骨は丸くなってバランスを取るようになります。

これが長座すると背中が曲がる理由です。

ですから、骨盤を立てるように長座できれば良いのですが
こういう人は、ハムストリングが固いので
骨盤を立てて足を伸ばして座ることができません。

■前屈はどこが固いから?

前屈をして指先が床につかないと「体が固い」と思いますね。

前屈というのはハムストリング(腿の後ろ側の筋肉)
の柔軟性を見ると言われています。

ですから、前屈が出来ないのは体が固いというより
ハムストリングが固いわけです。

私の友達で、前屈では手が床に付かないのに
開脚すると170度くらい開くし、
股割りのストレッチもなんなく膝が床に付きます。

ですから彼女の場合は、ハムストリングは固いけれど
体は固いとは言えませんね。

■ハムストリングが固い原因

今までの説明より、ハムストリングが固いと前屈も思う様に出来ないし
長座で座るのも背中が曲がってしまう、というのを分かって頂けたと思います。

では、どうしてハムストリングが硬くなったのでしょう。

それは骨盤を立てられないのと関係があります。

ハムストリングが固くなり柔軟性を失ってしまったのは
骨盤の傾きが正常より多く傾いているために
ハムストリングを常に緊張させているからです。

もちろん骨盤の傾きというのは、骨盤は体の動きに合わせて
前後左右に動いているものです。

例えば歩くという動作は
脚を踏み出す時は、後ろに傾き、体重を移動して
その脚が体を押し出そうとする時には、前に傾きます。

それが何らかの原因により、骨盤の傾きを正常より前後のどちらかに
傾く度合いが多くなったことで、骨盤から起点となっている
ハムストリングを引っ張ることになり、その状態が続くほど
ハムストリングは時間とともに柔軟性を失っていきます。

その結果として、長座するとハムストリングが伸びないので
骨盤が立てられず、背中が丸くなります。

前屈の場合は、骨盤は前に倒れるほど、手が床に付くようになりますが
これも、ハムストリングが固いために骨盤が動くことが出来ず
その影響で、上半身も倒れません。

■ハムストリングを柔らかくするだけでOK?

ここまでの話でハムストリングを柔らかくすれば
問題は解決できると分かったと思います。

その為には骨盤も傾きも正常にしなければならないことも
分かって頂けたと思います。

ですからハムストリングをマッサージして柔らかくなったときは
一時的に長座も前屈も以前よりは楽に出来ると思うでしょう。

しかし、骨盤の傾きが正常でないまま生活していると
結局はハムストリングに負担が掛かってしまうために
また元の固さに戻ってしまいますので、
骨盤の歪みを取る対策も同時に行うことが必須になります。

ここに参考になる記事を紹介します。

SHINO式腰回しで骨盤矯正できる?痩せ型なのにお腹だけポッコリ

骨盤を起こすために必要な筋肉とは|正しい姿勢と立ち方は重心がポイント

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