猫背は免疫力を下げる|胸腺を活性化させT細胞を増やす方法 

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猫背は免疫力を下げる|胸腺を活性化させT細胞を増やす方法

■猫背は胸腺の働きを妨げる

胸腺は、ちょうど胸の真ん中にあるので、
猫背になり肋骨を圧迫すると、肋骨は理想の形より
薄い形状になってしまいます。

その結果、心臓や心臓の上に位置する胸腺を
圧迫するようになります。

私のクライアントさんを統計的にみると
猫背の人の中に、心臓病を抱えている人の割合が多いように感じます。

この私の予想を後押しする意見があるので紹介します。
イギリスのカイロプロクター連合協会が
スマホやタブレットを使うと猫背になりやすいことに対して
「長期的に使用することで心臓病や呼吸疾患を引き起こす可能性がある」
と警告を出しています。

以上のように猫背が心臓病を引き起こす原因となる可能性があるなら
心臓の上に位置している胸腺も同じように悪い影響があるはずです。

また鎖骨の下で、リンパ液が静脈に戻るようになっています。
猫背が酷くなると、鎖骨が横ではなく、斜め上になっている人もいます。
鎖骨のV字の角度が酷くなるほど、リンパ液の循環も悪くなります。

■T細胞の役割

胸腺の中で成熟してT細胞になったリンパ球は、
免疫の中心的な司令塔として働きます。

細胞は、細胞間で連絡を取り合っているのですが、
その中でも、指示を出す細胞と、指示を受ける細胞に
しっかり分かれています。

T細胞は、その指示を出す側になり、指示をだす細胞が
居なかったら、指示を受ける細胞は動くことができません。

よく聞いたことがあるマクロファージやキラーT細胞など
これらの細胞も、指示を受けて初めて働くのです。

ですからT細胞の存在は免疫力を上げる為に重要です。

■胸腺とは

胸腺は、肋骨に囲まれた内部にあって、左右の鎖骨に間にくぼみがありますが、
ぢょうど、そこから少し下にさがった位置にあります。

胸腺の裏には、心臓があり、心臓に乗っかる様な格好で存在します。

胸腺は子供の時には肥大していて、活発に活動していますが
15歳くらいで成長がとまり、そこから少しずつ衰えていき
20歳前後から委縮が始まります。

そして50歳を過ぎる頃になると、胸腺の機能は50%にまで下がると
言われています。

胸腺の働きは、ここ数十年前まで医学界においても、大人になると
無料の長物などと教えていたくらい、知られていない臓器でしたが
実は免疫に関して重要な役目をしていることが分かるようになりました。

■猫背を矯正して免疫力をあげる体操

胸腺の中では、T細胞というリンパ球が成熟することが判明するようになり
私達の体がもつ免疫力を大きく関わっていることが分かるようになりました。

胸腺は上記で書いたように15歳で成長が止まるので
その状態をできるだけ長く活性化させることは、
今すぐに始めるべきことです。

たとえば、胸を開くような運動を行うと
猫背も改善され、同時に胸腺の活性化を促進できます。
ただし毎日、1分ずつでも続けることがポイントです。

■若者への警告

21世紀に生まれた子供たちは、生まれた時から
デジタル社会が当たり前で生きています。

スマホ、ゲーム、タブレットなど、これらのどれも
使っている時の姿勢は、背中が丸くなっています。

近年、肺炎が増えているのも、猫背が関係していると言われています。

このように猫背は、いろいろな病気の原因になります。
ですから今日から猫背対策を始めることを強くおススメします。

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