腰痛が原因のかかとの痛みに注意│股関節への負担が足の痛みを引き起こす
股関節のまわりの筋肉を使い過ぎると、腰痛や、太ももが痛みます。
これは、股関節に掛かる負担を補うために、他の部分にも、
大きな負担が掛かってしまっている証拠です。
また、この部分の筋肉を使うことで、かかとが痛くなる人も居ます。
実際に、股関節まわりの筋肉を使い過ぎたことが原因で、
かかとが痛くなったクライアントさんの話を聞いてみましょう。
私は、30代の主婦Mです。満1歳の子供が居るのですが、既に12キロ。
毎日、1歳の子供とは言え、本当に重く、産後、筋肉もついたと思います。
そんな我が子を毎日抱く生活は、とても楽しく苦ではないのですが、
ある日、右足のかかとに異変を感じました。踏んだ時に痛みがありましたが、
その時は、何か傷めたかな?と、軽視していました。
しかし、そのかかとの症状はどんどんひどくなり、ついには、
かかとに体重を掛けれずに、右足はつま先だけ使って歩くという方法に変えて、
どうにか過ごしていましたが、いつまでたってもかかとの痛みは消えません。
さすがに、これでは育児にも家事にも不便を感じ、
整形外科の先生に診ていただいたのですが、レントゲンを撮っても、
特に異常はないということで、鎮痛剤と湿布を処方されました。
しばらく湿布を続け、鎮痛剤を飲みましたが、かかとの痛みは一向に
消えるように思えなかったので、こちらの先生にすがる気持ちで
ドアを叩きました。
Mさんは、赤ちゃんの重さで腕が痛くなるのを軽減するため、ママはしゃがんで、
左足は膝をつき、右足を立てて、その右の太ももに赤ちゃんを乗せて
赤ちゃんを抱くという方法で抱っこをしていたそうです。
利き足があるので、常に右足に乗せる抱っこスタイルが定着したところ、
徐々に右の腰の側面、股関節まわりが痛くなるようになったといいます。
Mさんは、この腰痛と、股関節と、かかとの痛みが一緒の原因とは、
思っていなかったようで、とてもビックリされていましたが、
右の腰や、大腿骨の頭付近、前太ももの筋肉の固まった部分を、
徐々にほぐしていくと、女性はすぐにかかとの痛みの8割が和らいだと言っていました。
1回の施術で、歩けるようになるまで回復しましたが、痛みが、
ゼロというわけではなかったので、1週間後、2度目のトリートメントを行いました。
この女性は、2回の施術で完全にかかとの痛みをなくすことができました。
このように、股関節に掛かった大きな負担は、かかとの痛みとなり、
次第に、歩くのが辛いと感じるようになるまで、進行してしまいます。
人はどうしても、痛みのある部分が悪いと思い込んでしまいますが、
普段の生活習慣の中で、どの部分の筋肉を酷使しているかを客観的に考えると、
自分の悪いところが見えてくるのではないでしょうか?
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