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産後に猫背が酷くなった|妊娠で前傾した骨盤が背骨のS字に与える影響

産後に自分を姿勢を見たら猫背が酷くなった気がするならば、
それは気のせいではありません。

妊娠後半、赤ちゃんの重みで骨盤が前に引っ張られるため
骨盤が前傾する姿勢が身についてしまう女性が多いのです。

骨盤の前傾は、体のあらゆる箇所に影響を与えるが、
とくに直接影響がでるところは、背骨。

骨盤が前傾すると、仙骨も同様に前傾するから、仙骨に繋がっている
背骨は、その傾きが変わった状態を受けて、背骨のS字曲線は変形する。

どうして背骨のS字曲線が変形するのかというと、
人間の体は、私達も気づかないうちに、常に重力に対して
バランスを取るように動いています。

背骨は、24個の骨から成り立っているのですが、
この背骨も例外なく、重力にたいしてバランスを取っているわけです。

■妊娠中に起こる背骨の変化

正常なら緩やかなS字曲線であるはずですが、
妊娠のために骨盤が前傾になったことで起きるアンバランスを
背骨が吸収しようと働きます。

そしてお腹が次第に重くなるに従って、その重みで転ばないように
体が前に倒れていかないように胸や肩を後に倒すようになりますが、
上半身が後に倒れて首も一緒に倒れると
前を向いて歩けないので、無意識に首は前に出るようになります。

上記の条件が重なりあって背骨のS字曲線は、深くなっていきます。

ですから、産後出来るだけ早く、骨盤の前傾を元に戻す用に
ストレッチや体操などをしていくことが大切です。

産後は、まだホルモンの関係で筋肉や靭帯が柔らかくなっている時期なので
姿勢を直したり歪みを矯正したりするのに適しています。

ただ産後直後は、体を休める時期なので、決して無理をしないでください。
ここで言う産後とは、3ヶ月目からという意味です。

また産後1年を過ぎると、歪んだ骨盤など骨格が固定されてしまうので、
出来るだけ産後3ヶ月目から、すぐに骨盤矯正や姿勢矯正に取り組む
ことをオススメします。

■育児がさらに猫背を酷くする

妊娠中に猫背が酷くなってないとしても、
育児中に猫背を悪化させる要因が数多くあります。

まず授乳です。

母乳でも粉ミルクでも、子供を抱えて母乳・ミルクを与える作業は
誰もが背中を少し丸めて、肩を前に出してしまいます。

この授乳を新生児は、1日8回もするわけですし、まだまだ
赤ちゃんは飲む時間が掛かるので、お母さんは、授乳だけでも
肩こりなどを感じてしまうはずです。

また最初は3キロだった赤ちゃんも、見る見る大きくなり
3ヶ月後には、だいたい2倍になるのが平均ですから、
さらに授乳時は、腕も肩も痛くなってきます。

次におむつ替え、沐浴という作業も猫背になる要因です。

日本では、自宅におむつ替えテーブルを持っている人は
ほとんどいないと思うので、床に引いた布団か、ベットの上で
オムツを替えると思うので、

これも前かがみでの作業です。

同じように沐浴も赤ちゃんを抱きながら洗うわけですから
前かがみでの作業です。

以上のように、育児は、猫背になっても不思議はないほどの
前かがみの作業が多いので、意識して姿勢に注意して生活しないと
妊娠で猫背になりかけた姿勢をさらに酷くしてしまうことになります。

また猫背は、腰痛を引き起こす原因にもなります。

ですから、妊娠中から姿勢に気をつけて、育児期間中も、
正しい姿勢を意識して生活してください。

それが、あなたを猫背が原因で起こる
腰痛、首こり、肩こりから守る最善の方法です。

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