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股関節に痛みがあるがレントゲンで異常なし|骨盤の歪みが体に与える影響

股関節の痛みのある場合は、骨盤が歪んでいると考えられます。
しかし、必ず、腰痛を伴うわけではありません。
腰痛というのは、個人差の大きい部分ではありますが、筋肉の質や、
それぞれの生活習慣、腰まわりの筋肉が柔らかくなっていれば、
骨盤が歪んでいても、腰痛とはなりません。

しかし、股関節や、足の付け根の痛み、鼠径部には痛みが起きます。
これは、骨盤に直接繋がっている部分だからこそ、歪みの影響を直に受けます。

※鼠径部とは?
鼠径部(そけいぶ)は、股関節と良く間違える患者さんが多いですが、
大腿骨の付け根に位置する、お腹側にある部分のことで、
股関節とはまた違う部分です。

逆に、股関節は痛くないのに、腰痛はあるという人も居ます。
病院では、このような症状の時、レントゲンの検査を行いますが、
レントゲンにて異常がないと、診断された場合は、
体の歪みや骨盤の歪みをとることで、改善ができるケースは多いのです。

■体の柔らかい人も注意するべき、体の歪み

日常生活を行う上で、長時間同じ姿勢になることは良くあります。
例えば、仕事中。職業にもよりますが、立ち仕事、座り仕事の人は、
一定の箇所の筋肉や、靭帯、腱の部分が硬くなりますので、
歪みやすいと言えます。
家にいても同じです。長時間、同じ姿勢で本を読んだり、テレビを見たり、
そういったことからも、体の歪みが起きます。

その歪み方は人それぞれですから、前屈して手の平が付く人が、
股関節の痛みを訴えることもあれば、開脚はできるのに、痛いと感じる人も居ます。

こういった股関節の痛みは、ほとんどが、靭帯や腱に原因があります。
通常、股関節は骨盤と大腿骨が、靭帯でしっかりと繋がっていて、
その上に複雑な筋肉が重なっています。
この仕組みにより、前後左右に脚を動かしても、股関節が外れないようになっています。

また、女性の方に多いのが、足を組む座り方。
自然と、無意識に行ってしまっている人が多い、クセの1つですが、
この座り方は、股関節を歪ませる大きな原因になっています。
いつも、同じ方の足が上になっている人は、特にその傾向が強いので、
足を組んで座るクセはなるべく止めるようにしてください。

病院でレントゲンを撮っても異常なしと診断されたのに、
腰痛、股関節、鼠径部などの痛みがあるという方は、
体の歪みを疑ってみてください。
きっと、体の歪みから、それぞれの痛みが発症していると思われます。
日常生活の中でも、同じ姿勢や、体を歪ませる姿勢にならないよう、
注意してください。

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