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仰向けに寝ると足の付け根が痛い|膝を立てて寝るのが楽な人は腰痛に注意

日常の生活の中で、とくに痛いが無いのに、いざ寝る時に仰向けになると、
足の付根の部分が痛いと感じる場合があります。

そして、膝を立てると、その痛みは無くなったとしたら、
問題は、足の付け根にあるのではなく、骨盤の傾きにあります。

その傾きとは、骨盤が前に傾いてしまっているのですが、
その傾きは5度とか僅かな傾きです。

しかし、この僅かな傾きが股関節や大腿骨などに影響をきたします。

骨盤が前に傾いている状態、逆に足から見ると、
足を5度曲げている状態だとも言えます。

それが仰向けになったことで、骨盤と股関節が180度平らな状態になり
いつも5度曲げている状態から真っ平らになるのですから
足の付根部分が引っ張られてしまいます。

それで、仰向けになると足の付け根部分が痛いと感じる訳です。

■無意識に膝を立てて寝る人に腰痛が多い

日本人の場合は、腰痛を持っている99%の人が
骨盤が前傾しています。
この状態を、反り腰とも呼びます。

そして、寝る時に膝を立てて寝る人が多いのですが、
これは無意識に、その方が腰が楽だと感じるからです。

骨盤が前傾しているのが当たり前の骨格として
日常的に生活しているので、
寝る時に仰向けになると、骨盤が平らになり
骨盤と大腿骨の位置に違和感を覚えるからです。

それを自分では分からずに無意識に体が感じていて、
膝を立てることで、股関節あたりの突っ張り感がなくなるので
楽だと感じるのです。

■骨盤の前傾を矯正しないと、いつか腰痛が発症する

骨盤の前傾(反り腰)は、体全体に影響を及ぼします。

僅かな反り腰のうちに矯正できたら、幸いなのですが、
多くの人は、自分の骨盤の変化を自覚できません。

そのうちに、骨盤の傾きが上半身と下半身に変化をもたらします。

反り腰が一番、影響を与える場所が、腰椎の4番5番です。

つまり腰が反ってしまうのですから、すぐ上の腰の部分の背骨に
影響がでるのです。

腰のすぐ上の背骨部分は、背骨以外は筋肉だけです。
それが一番、影響を受けやすい理由でもあります。

そのため、腰痛の人はレントゲンやMRIで、L4,L5にヘルニアを
発見される人が多いのもわかると思います。

また、骨盤の前傾は、腰痛以外にも前傾姿勢をもたらします。

この前傾姿勢がまた想像以上に悪い影響を起こすもので、
コレについては過去記事の「前傾姿勢が体全体に及ぼす影響」に
書いていますので参照してください。

このように骨盤の前傾は、いろいろな体の歪みを引き起こす原因
になるので、初期のうちに矯正することをオススメします。

矯正というと難しく聞こえますが、骨盤周りの筋肉を
柔らかくしていけば、自然と骨格は正しく順応していきます。

私の体は、良くも悪くも知らず知らず、変化に順応しているので
自分から意識して、骨盤を正しい位置にすることが
腰痛知らずになる秘訣です。

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