仰向けで寝ると尾てい骨が痛い｜産後の骨盤矯正は早いほど効果もアップ

尾てい骨の場所は、お尻にある尾骨とよばれるところにあります。
お尻の真ん中にある出っ張り、動物の尻尾のある部分にあるのが尾てい骨です。
この部分の出っ張りは何かと当たるため、痛みを感じる人も多い部分だと言えます。

しかし、仰向けで寝ている時にこの部分が当たって痛いと感じる方、
木でできたイスなど、硬いイスに座った時に痛いと感じる方は、
骨盤が大きく歪んでいる証拠になります。

尾てい骨が出っ張っている状態は、骨盤が前に倒れている状態です。
前に傾いた骨盤のせいで尾てい骨が後ろ側に出っ張るので、
当たリやすい状態になってしまってます。

特に妊娠後期や産後の女性に多いこの症状ですが、これは、
赤ちゃんの重みによって骨盤が前に引っ張られて傾いてしまったことが原因です。

また自然に前かがみの姿勢になってしまうことも多くなり
そのせいで骨盤が反ってしまい、さらに骨盤を前に倒すと言ったような悪循環になります。
ですから妊娠中とは言え、なるべく姿勢には気をつけたいところです。

■産後の骨盤矯正を行えば、充分に治る症状

仰向けで寝るのは痛くて辛い、尾てい骨が出っ張っているせいで、
硬いイスに座ることができないという方は、骨盤矯正をおすすめします。

骨盤矯正とは、開きはもちろん、こういった尾てい骨の傾きまで、
綺麗に正すことができるので、結果的に出っ張った尾てい骨が元の位置に戻り、
痛みをなくすことができます。

産後、時間が経つに連れ、骨盤、その周辺の筋肉や関節が
固まってしまうので改善しにくくなります。

更に、妊娠中の腰痛はもちろん、妊娠前に腰痛持ちだった方は、
骨盤周りの筋肉がカチカチになってしまっている状態ですので、
まずは、この筋肉を和らげることが必要となります。

筋肉の硬い状態で骨盤矯正をしても、なかなか効果が得にくいので、
日頃から、骨盤周りの筋肉を解すような作業を行うと良いでしょう。

前倒しになった尾てい骨の歪みが取れると、自然に仰向けで寝るのも楽になります。
痛みは当然なくなりますし、快適に睡眠を得ることができ、
体には良いことばかりです。

産後は何かと忙しいかと思いますが、自宅でも骨盤矯正は行えます。
産後1年間のうちに治しておけば、早くに効果を得ることができますので、
是非、行なってみてください。

また同時に、腰痛の症状が見られる場合も、筋肉を解すことで、
痛みを改善することができますので、まずは、自宅にて腰痛対策を試みてください。

尾てい骨が後方に出ている人は、胡坐をかくときに尾てい骨が
床に着いて痛くなったり、他にも不都合がでてくることがあるので
早いうちに、骨盤の傾きを元に戻すようにしてください。