足の親指の付け根が痛い｜ハイヒールを履かない子どもに外反母趾が急増中

『ママ、足の親指のところが痛い～』そんな風にお子さんに
言われた経験ありませんか？これは、外反母趾の始まるサインです。

外反母趾と言うと、ハイヒールや、先の細いパンプスなどを履く、
大人の女性の症状に思われがちですが、最近、小学生くらいの、
子供の外反母趾が増えているんです。

子供が、足の親指の違和感、付け根が痛いなどと訴えてきたら、
外反母趾を疑ってみてください。

一昔前の子供には、偏平足が多いと言われていました。
その原因は、テレビゲームや、携帯ゲーム機の普及などにより、
子供が公園などの外で元気に走り回って遊ぶことが減ったこと、
また、歩く機会が減ったことなどにあると言われます。

外反母趾も、偏平足と同じです。普段から、歩く、走るなどの、
運動の減った子供たちは、外反母趾になりやすい状態になっているのです。

ちなみに、外反母趾のある子供たちは、まっすぐ走るのが、
難しくなり、コーナーを曲がりにくい、転んだ時に顔から転ぶなど、
さまざまな症状が出ます。

こういった子供がきっと多いのだと思います。幼稚園や、
小学校の運動会の前には、徒競走の時の走る方法だけではなく、
コーナーの曲がり方の練習、また転んだ時の転び方までも、
練習するのだそうですよ。

外反母趾と言うのは、結局のところ、運動不足が原因です。
筋力が低下することによって、歩く時に足の指で踏ん張れず、
足裏のバランスが崩れ、足の指の付け根を、使ってしまい、
それが外反母趾の原因になります。

では、子供に外反母趾が起こらないようにするには、
どうすれば良いのでしょうか？

そこで、重要なのが、靴の選び方です。

靴は、爪先に5ミリ程度の隙間が出来る程度の大きさのもの、
足のサイズだけではなく、幅もきちんと、確認してあげてください。

また、少しその場で歩いてみて、フィットしているかの確認を行ってください。
まだ、外反母趾のサインの出始めであれば、靴を変えるだけで、
十分に治すことが出来ます。その時の成長の具合に合わせて、
こまめに新しい靴を買ってあげるのが1番ですね。

また、外反母趾となり、足裏が不安定になると、足首、
膝、股関節にも負担が掛かり、体の歪みを引き起こす原因になります。

まだ、小学生くらいの子供であれば、骨がまだまだ柔らかく、
骨格が出来上がっていない状態になりますので、この時期に負担を掛けると、
大人になって、歪みから来る、腰痛、肩こりなどの症状に悩まされやすいです。

今のうちから、しっかりと、予防してあげてくださいね。