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スキー初心者に多い腰痛の原因|滑る姿勢は骨盤の傾きと位置が重要

スキーは、歩くことができれば誰でも楽しめるスポーツだと言われています。
坂を重力を使って降りてくるという単純なスポーツです。

とは言っても、滑るという感覚は普段の生活の中では
なかなか感じることが無いので、スキーを始めた時には
体全体が緊張してしまうことでしょう。

歩く感覚でスキー板を操作できるのは、やはり中級レベル以上かもしれません。

最初は、滑って転ばないように、スキーが進むのを防止しながら
坂を降りてくる人がほとんどでしょう。

それで、スキーを始めたての頃は、全身が筋肉痛になることもあります。

スキー上級者でも、腰痛になる場合がありますが、
それは、体の使い過ぎからくる筋肉のアンバランスが原因です。

■滑る時の姿勢

スキー初級者の共通点は、腰が引けている姿勢です。

その姿勢では、スキーに体重をかけることも出来ないですし、
スキー板を操作するために、要らない筋肉を使うことになります。

そのために、また不要な疲れを作る原因にもなります。

その腰が引ける姿勢を直すには、骨盤の位置をかかとより前に
持ってくる気持ちで立つ必要があります。

常に前に進んでいるわけですから、ちょっと気を緩めると
すぐ腰がかかとより後に位置してしまいがちです。

それを防ぐためには、ほんの少しの気持ちでいいので
腰を前に出すことです。

分かりやすい例をあげると
前から強風が吹いてきていて、それに真正面から歩いて
行かなくては行けない場合、どういう体勢をとりますか?

体が押されて倒れないように、少し前かがみで、
腰の位置もかかとより前になりませんか?

これと同じ要領でいいのです。

怖くて腰が引けてしまうのかもしれませんが、
そうなると、自分でスキー板をコントロールできなくなり
余計に恐怖を感じてしまいます。

■骨盤を立てると腰痛は防げる

初級者の方の滑り方を見ていると、お腹で衝撃を受けてしまって
上半身が上下に揺れてしまっています。

それでは、視線が上下してしまって、さらに恐怖を感じてしまいます。

それを防ぐには、骨盤を立てることです。

骨盤を立てることで、腰の曲線が真っ直ぐになり
首からお尻までの背骨が一本のゆるいカーブとなるので
下半身に荷重を掛けやすくなります。

またお腹で衝撃を受ける確立が減ります。
地面からの衝撃は、すべて股関節から下の脚部分で受けとるのが理想です。

このような姿勢で滑ると腰に上半身の重さが集まらないので
腰痛防止になります。

また、骨盤を立てると、太股が立つので、膝が足首より前に出やすくなり、
腰が引ける姿勢を防止することになります。

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