背中の右側だけが痛い|右腕の使い過ぎが腰痛の原因になるってホント?
日本人は、右利きの人が大半です。その確率は、約88%。
日本人の左利きの人は、わずか、約12%と言うことになりますね。
整体の仕事をしていると分かるのですが、日本人の方は、
右利きが多いため、背中の右側だけ痛いという、症状の人が多いです。
これは自然と何をするにも、右手を使用することが多いためです。
でも、あまりこれは、知られていません。
■田中さんの例
私の整体院に来ている田中さんは、スポーツショップを運営しています。
販売はもちろんのこと、田中さんは、選手、一人一人に合わせて、
スポーツ用具のメンテナンスも行う、凄腕の持ち主です。
そのメンテナンスは、0.1ミリの世界、毎日利き手の右腕を使い、
丹念に、心を込めて、メンテナンスを行っています。
しかし、ある時から、背中の右側、肩甲骨の下が痛くなりました。
もちろん、仕事による疲れは自覚していて、マッサージなどは受けたものの、
なかなか良くならず、このまま一生付き合うものだと諦めて居たのだそうです。
そんな時、私の整体院をお客さんから教えて貰ったそうで、
私のところで整体治療がはじまりました。
私が施術を行ったのは、右肩、右の上腕、胸、脇の下です。
「背中が痛いのに、何で先生は右肩や、腕を施術するんだろう…」、
はじめはそう不安に思ったそうですが、その効果が良かったため、
「先生で良かった」と、思っていただけました。
原因は、右腕の使いすぎによる、肩関節の歪みです。
背中の筋肉を引っ張るようになってしまっていたために、
痛みが背中にまわって出ていたんです。
1回の施術でも、ある程度の痛みの改善ができました。
田中さんは、本当に驚いて喜んでくれたので、私も嬉しくなりました。
また、施術後は、自宅でも痛みの改善や、予防ができるように、
肩のストレッチの指導をさせていただきました。
また、田中さんの右腰は、左腰よりも上がっているのが気になりました。
これも、右腕の使いすぎにより起こっているものです。
試しに軽く右側の腰を押してみたら「痛い!」と言い、
改めて田中さんは腰痛があることを認識したようでした。
腰の施術は後日となりましたが、ここも改善するべきところです。
■体のある部分の使い過ぎは、体のバランスが崩れてしまう
田中さんの例のように、右腕など、一部の筋肉を使いすぎるのは、
体全体のバランスを崩してしまう原因になりますので、
その結果、使った部分とは違う箇所に痛みが出ることもあります。
右腕の使いすぎによって、背中の右側が痛い、右腰が痛い、
左腕の使いすぎによって、背中の左側が痛い、左腰が痛い、
そういう例はたくさんあります。
必ずしも、痛みのある箇所=原因とはなりませんので、
ぜひ覚えて頂きたい内容です。
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