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こどもがしゃがめないと体が歪んでいる?幼少期からのロコモ予防

■ロコモとは

ロコモティブシンドローム(locomotive syndrome)の略称で
日本語では「運動器症候群」という意味になります。

この運動器症候群という定義は、
運動器の障害により「要介護」になるリスクの高い状態になることです。

・運動器の障害 の原因
  2つに分けられて
 (1)運動器事態の疾患、つまり骨格と筋肉の運動器系の疾患
 (2)加齢による運動器機能不全

ロコモは、寝たきりとか「要介護」の主な原因となっているそうで、
「メタボ」と「認知症」と並んで3大要因の一つになると定義されています。

また、メタボ(メタボリックシンドローム)は
心臓や脳血管などの「内臓の病気」であり、
それが原因で介護が必要になるのに対して

ロコモ(ロコモティブシンドローム)は
変形性関節症や関節リウマチなどの運動器の障害が原因で介護が必要になります。

■ロコモ予備軍のチェック

ロコモは、歩くことができない、衣服の着脱ができない、
トイレやお風呂などの最低限の日常生活さえも自力で行えなくなり、
次第に家に閉じこもるようになったり、寝たきりになったりと
介護が必要な状態を言います。

この予備軍になっているかどうかのチェック項目は

・階段を昇るときに手すりが必要だ
・椅子から立ち上がるときに何か支えが必要だ
・15分間、歩き続けることができない
・家の中で何かにつまずいたり、滑ってころんだりする

一般的には、このような身体機能の衰えは、加齢に比例しているために
40歳以上に現れるのが常識でした。

40歳といっても、まだ若い方であって、
滅多にロコモ予備軍という人はいません。

私の周りでは60歳過ぎても元気に自転車を乗り回している人や
毎日、農作業をしている人もいて、
ロコモ予備軍だと思われる人は、70歳を過ぎの人しか見たことがありません。

■現代っ子にロコモ予備軍が急増中!?

この高齢者にだけ当てはると思われるロコモですが、
近年、ロコモ予備軍と思われる状態の子供たちが増えているそうです。

その子供たちの状態とは、
 ・片脚でふらつかないで5秒間以上、立っていられない
 ・両手を真っ直ぐ上げられない
 ・しゃがみこめない、しゃがもうとすると後ろに倒れる
 ・前屈で指先が床に着かない

という具合で、バランスと体の固さから見る
運動器機能不足を持っている子供たちが4割もいるそうです。

こういう子供たちは、怪我をしやすいという報告もあります。

■ロコモ予備軍は体の歪みを持っている

ロコモ予備軍の運動器機能をみてみると、
体に歪みを持っている症状とまったく同じです。

子供で、体のバランスが悪いのは、運動不足が原因でもありますが、
そのほかの症状である、両手を真っ直ぐ上げられない、前屈できない、しゃがめない
は、すべて骨格が正常でない場合に起きる症状です。

高齢者であれば筋肉が固いために起きることも考えられますが
成長段階である小学生が筋肉が固いことが原因だとは考えずらいので
まずは骨盤の歪みや肩の歪みをチェックすることをおススメします。

前屈できない、しゃがめない、というのは、骨盤が体の動きに合わせて
前に傾かないのが原因です。

こういう子供は、将来、必ず腰痛で苦しむことになるでしょう。

また両手をまっすぐ上げられないのは、背中の丸みや、肩関節、肩甲骨などに
歪みがあるのが原因です。

まだ筋肉が固まらないうちに、体の歪みを治していけば、
時間もかからず、将来、腰痛や肩こりで悩むことも無くなります。

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