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走るとハムストリングが痛い|ランニングの姿勢が悪いと腰が落ちる理由

ある日、私の整体院に「ハムストリングが痛いんです」と訴える、
スレンダーな30代の女性がやって来ました。

■最近になって、急にハムストリングが痛むと感じるAさん

ジョギングの趣味は、もう10年くらいになります。毎日ほとんど、
欠かさずに走っているので、このハムストリングの痛みと言うのは、
筋肉痛などではないと思うんです。毎日同じ時間帯に、
同じ距離を走っているので、急激に運動量を増やしたわけでもありません。

ここ1週間ほど、走った後に、脚の後ろの肉が痛くなるんです。
何が原因なんでしょうか?

■元々、運動している人のハムストリングが痛くなる場合の例

Aさんの原因は、ランニングの時の姿勢が原因だと分かりました。
そのあと、良く良く話を聞いてみたのですが、昼間は、
OLさんとして、パソコンに向かう生活なんだそうです。

そのクセが、ランニングの時の姿勢にも響いてしまったのでしょう。
前屈みのようになる姿勢のまま歩いたり、走ったりすると、
やっぱり、体には痛みが出るものです。

このAさんの場合は、ハムストリングの痛みということでしたが、
人によっては、腰に痛みが出るケースなどもあります。

■徐々に悪くなる姿勢、本人はなかなか気付けないから注意

Aさんのように、自分で姿勢が悪くなっていることに気付けない人は多いです。
数年掛けて、徐々に徐々に姿勢は悪くなっていくものですから、
気付いた時には姿勢が悪かった、痛みが出たなんて例がとても多いです。

また、ランニングが趣味の人にはとてもわかりやすいと思いますが、
徐々に苦しくなってくると、姿勢が崩れがちになりますよね。

市民ランナーなどに多いのですが、その姿勢の悪さが、
歩幅が狭くなり、体が後ろに押し出せず、呼吸が更に苦しくなるなど、
悪循環になってしまうことが多いです。

これは、背筋の筋力が付いていないからです。
上半身を維持することが出来ないため、徐々に上体が曲がり、
疲れを助長させてしまうのです。

この改善方法の1つには、背筋の筋トレがありますが、
わざわざ、筋トレしなくとも、猫背になっていると思った時に、
上体を起こし、走る姿勢をその場で変えるだけでも、背筋のトレーニングに繋がります。

走りながらにして、背筋も同時に鍛えることが出来るようになるのです。
ランニングには、姿勢が重要です。早いランナーのフォームを見ても、
姿勢が大切であるのは明確ですよね。趣味のジョギングでも、
姿勢を意識して走れば、体の疲労感も少なく、ハムストリングなども痛めずに済みますよ。

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